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催眠商法のクーリングオフ

催眠商法

催眠商法は、高齢者を狙う悪質訪問販売の典型です。別名「SF商法」とも言います。
これは、この商法を始めた業者の頭文字をとった呼び方です。
催眠商法とは「大勢の高齢者を一室に集めて巧みな話術で参加者を熱狂的な雰囲気にして、冷静な状態であれば購入するはずもない高額な商品などを契約させてしまう」「一種の集団催眠に似た」手口を用いることから命名されたもので、同じ商法をさしています。

催眠商法の共通点は、 ①顧客を集める際に「本来の販売目的」を告げないこと ②一室に大勢の顧客を集めて言葉巧みに勧誘を行うこと(通常の小売店舗のように、出入り自由で、自由に商品の選択ができる環境ではないこと) ③熱狂的な雰囲気にして、冷静な判断ができない状態で契約させること などの問題があることです。

さらに、説明の内容にも問題があることが多く、合理的な裏付けのない事実と異なる説明をすることが少なくありません。
健康食品・健康器具・寝具類などは、根拠のない医学的な効能効果をうたって、品質と価格の合理的な選択を損なわせるような販売方法を用いるケースが問題となっています。

アポイントメントセールスと同様に、本来の商品販売の目的を隠して集客するので「訪問販売」に該当し、クーリングオフ制度の適用があります。