慰謝料の支払いとパワハラの防止を求める

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パワハラとは

パワーハラスメント(パワハラ)とは、職務上の地位や職権を利用して相手に対して嫌がらせをすることを言います。
具体的には、不合理な命令、過剰な指導、被害者の人格を無視した行為、雇用不安を与える行為などを指します。

不合理な命令とは、たとえば、仕事の内容をその部下だけに伝えなかったり、わざと仕事を与えなかったり、他の人が参加する会議に参加させない、といった行為のことです。
また、実現することが不可能なノルマを課したり、その労働者の担当する業務とは無関係な仕事をさせるような場合は、過剰な指導にあたります。

人格を無視した行為とは、その労働者を無視したり、誹誇中傷するといった行為の他、その労働者を孤立化させるような行動も該当します。

考えられる法的手段と書類作成の注意点

労働者の強い意思を伝えたい場合、内容証明郵便を送るのが有効です。
精神的な被害を受けたために損害賠償を請求したい場合、文面には、セクハラの事実、請求する慰謝料の金額を記載します。

また、職場環境 の改善を求めたい場合には、セクハラの被害とともに、会社側に要望する措置を記載します。
会社に敵対心を抱かれることをなるべく避けたい 場合には職場環境の改善のみを求める方がよいかもしれません。

パワハラの場合も、セクハラと同様に文面に嫌がらせが行われた事実 と生じた損害を明記します。
会社に損害賠償責任を追及する場合には、 会社が相当な注意を怠っていたという点を記載するのがよいでしょう。
また、損害賠償だけでなく、会社に労災の認定を求めることも可能です。