贈与の約束を取り消す(内容証明郵便の書き方と文例)

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贈与の約束を取り消す【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

贈与契約は、相手方に目的物の所有権を無償で移転する旨の意思表示と相手の受諾だけで成立します。まずは贈与の意思表示をした事実を記載します。その際は、何を贈与することになっていたのかを明確にしておきます。民法550条によると、贈与契約が書面によってなされていない場合は、契約の内容を実現していない限り、無条件で取り消すことができます。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

通知書

私は、貴殿に土地一筆(東京都○○区○○町○○番)を贈与する契約を、平成○年10月10日に貴殿との間で締結しました。しかしながら、事情により右土地は貴殿に贈与することができなくなってしまいました。
つきましては、本契約には契約書に類するものがありませんので、民法550条に基づき、本書面をもって上記贈与を取り消します。

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
山田花子 
埼玉県さいたま市○○町1-1
鈴木次郎 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 通知書には、aその贈与契約が書面によらないものであること、bまだ契約内容の履行に着手していないことを明示し、契約を取り消すことを述べます。
  2. 贈与契約を取り消す理由は、法律上、とくに書くことを求められていませんが、書いておいた方がよいでしょう。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。