分割払いの期限の利益を喪失した借主に一括返還を請求する(内容証明郵便の書き方と文例)

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分割払いの期限の利益を喪失した借主に一括返還を請求する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

分割払いの契約においては、通常、2回ほどの不払いにより債務者は期限の利益を喪失する旨の条項が盛り込まれています。債務者が、期限の利益を喪失するということは、分割払いが認められず、残金を一括して返済しなければならないことを意味します。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

請求書

平成○○年○月○日、私は貴殿と下記内容の金銭消費貸借契約を締結いたしました。しかし、貴殿からの返済が平成○○年○月分以降なされておりません。よって、本契約の契約書第○条に基づき、貴殿は期限の利益を喪失いたしました。
つきましては、本書面到達後1週間以内に、残金100万円とその利息分、および平成○○年○月から返済日までの遅延損害金をお支払くださいますよう請求いたします。なお、上記期間内にお支払いがない場合は、法的手段をとることにしますので予め御了承ください。

(契約内容)
貴殿を借り主とする金銭消費貸借契約
元金          120万円
利息          年1割
返済          毎月末日限り12回払い
遅延損害金       年6分

以上

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
山田花子 
埼玉県さいたま市○○町1-1
鈴木次郎 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 債務者が期限の利益を喪失することにより、期限が到来していなかった未返済分についても、遅延損害金が発生することとなります。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。