抵当権者が転抵当権の設定を債務者に通知する(内容証明郵便の書き方と文例)

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抵当権者が転抵当権の設定を債務者に通知する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

文例は、抵当権者が自己の有する抵当権を、さらに自分の債務の担保とする場合の通知です。このように、抵当権者が自分の抵当権を担保として、抵当権に抵当権を設定することを転抵当といいます。転抵当権の設定については、債務者である抵当権設定者に対して、抵当権者から転抵当の設定通知をする必要があります。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

通知書

私は、平成○○年○月○日付金銭消費貸借及び同日付抵当権設定契約に基づく、貴殿所有の東京都○○区○○町○丁目○○番、地目宅地、地積400㎡ に対する抵当権について、下記のとおり、同抵当権に転抵当権を設定いたしましたので通知いたします。

1.抵当地の表示
所在 東京都○○区○○2丁目3番
2.原抵当権の表示
債務者および抵当権設定者  貴殿
被担保債権
平成○○年3月10日付金銭消費貸借貸金
債権額2000万円
3.転抵当権の表示
転抵当権者
東京都○○区○○1丁目2番3‐4‐5
○○○○ 殿
設定日および被担保債権
平成○○年6月20日付設定 同日付金銭消
費貸借貸金債権 1500万円

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
鈴木次郎 
埼玉県さいたま市○○町1-1
山田花子 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 転抵当をなす場合の通知書には、以下の事項を記載します。
  2. 抵当権の表示:転抵当権が設定される元となる抵当権(原抵当権)の内容を述べます。具体的には、抵当地、債務者(原抵当権設定者)、被担保債権、等を記載します。
  3. 転抵当権の表示:次に、転抵当権の内容を述べます。具体的には、転抵当権者、転抵当権の被担保債権、等について記載します。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書い