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内容証明の書き方と文例

根抵当権設定者が元本確定を根抵当権者に対して請求する(内容証明郵便の書き方と文例)

根抵当権設定者が元本確定を根抵当権者に対して請求する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

文例は、民法398条の19による「根抵当権の元本の確定請求」の通知です。根抵当権について、元本の確定期日を定めていないときには、設定から3年が経過した時点で、「根抵当権設定者」は「根抵当権者」に対して、担保すべき元本額を確定することを請求できます。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。



根抵当権元本確定請求書

 私は、貴殿のために、私所有の土地(東京都○○区○○町○丁目○○番、地目宅地)に根抵当権を設定しています。右根抵当権は、設定に際し元本の確定日を定めおらず、また、平成○○年8月20日をもって設定日より3年が経過いたしました。
 そこで、私は民法第398条の19に基づき、貴殿に元本の確定を請求をしたしたく、その旨通知いたします。

1.担保目的地の表示
 所在 東京都○○区○○3丁目3番
 地目 宅地
2.根抵当権の表示
 設定日  平成○○年8月20日
 極度額  2000万円
 被担保債権 ○○の継続的売買
 債務者兼設定者 本通知人
 根抵当権者 貴殿

平成○○年○○月○○日
東京都調布市○○町1-1
鈴木次郎 
埼玉県さいたま市○○町1-1
山田花子 殿


内容証明の書き方とポイント

  1. この書面において、記載すべき事項は、次のとおりです。
  2. 根抵当権の表示:具体的には、根抵当権の担保目的不動産、設定日、設定者、極度額、被担保債権の内容などを記載します。
  3. 期間の経過:設定日から3年が経過したことを指摘します。
  4. 確定請求の意思表示:元本確定日を定めていないので、期間の経過により、設定者に確定請求権が発生し、それを行使する旨の記載をします。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。

不動産売買・取引のトラブルで使用する内容証明の文例