根抵当権設定者が根抵当権の極度額の減額を請求する(内容証明郵便の書き方と文例)

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根抵当権設定者が根抵当権の極度額の減額を請求する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

文例は、根抵当権設定者による根抵当権者に対する「極度額」の減額請求のための書面です。根抵当権では、元本が確定しても、その金額に対して、その後に発生する「利息・遅延損害金」も極度額まで被担保債権に含まれてしまいます。よって、設定者のために、「極度額」自体を元本確定時の「元本・利息等」の合計まで減額することの請求権を「設定者」に認めたのです。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

根抵当権極度額減額請求書

私は、私所有の土地(東京都○○区○○町○丁目○番地○号)について、貴殿のために下記の根抵当権を設定いたしましたが、平成○○年8月20日に元本の確定日が到来いたしました。
つきましては、右根抵当権につき、極度額を確定日において存する元本および以後2年間に生ずべき利息の合計金額まで減額することを、本書面をもって請求いたします。

1.担保目的地の表示
所在 東京都○○市○○2丁目4番
2.根抵当権の表示
設定日 平成○○年8月20日
極度額 4000万円
利息及び遅延損害金 年1割
被担保債権の範囲
○○に関する継続的売買による債権
元本確定日 平成○○年8月20日

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
鈴木次郎 
埼玉県さいたま市○○町1-1
山田花子 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. この書面で記載すべき事項は、以下のとおりです。
  2. 担保目的地の表示
  3. 根抵当権の表示:設定日、極度額、被担保債権の範囲、元本確定日、等を記載します。
  4. 極度額減額請求の意思表示:元本が確定したので、以後、極度額をその額まで減額することを請求する旨を記載します。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。