第三取得者が根抵当権の消滅を請求する(内容証明郵便の書き方と文例)

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第三取得者が根抵当権の消滅を請求する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

文例は、根抵当権の付いた土地の所有権を取得した者(第三取得者)から、根抵当権者に対して、「根抵当権の消滅」を請求する書面です。根抵当権つき不動産の第三取得者は、元本の確定後に現存している債務の額が根抵当権の極度額を超えるときは、根抵当権者に極度額と同じだけの金額を支払うことによって、根抵当権の消滅を請求することが可能です。

(実際の内容証明のイメージ)
この内容証明の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

根抵当権消滅請求書

私は、○○○○殿より土地(東京都○○区○○町○丁目○番地○号)を取得した者ですが(下記3記載)、平成○○年10月20日、右土地に対する貴殿の根抵当権の元本が確定しました。
従って、確定時における元本及び利息の合計金額3000万円を貴殿にお支払いして、根抵当権の消滅を請求いたします。

1.担保目的地の表示
所在 東京都○○市○○町2丁目12番
2.根抵当権の表示
設定日 平成○○年2月10日
設定者 ○○○○ 殿
極度額 3000万円
利息及び遅延損害金 年1割
被担保債権の範囲 ○の継続的売買に基づく債権
元本確定日 平成○○年10月20日
3.○○○○殿との平成○○年6月10日付売買

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
鈴木次郎 
埼玉県さいたま市○○町1-1
山田花子 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. この書面に記載すべきことは、以下の事項です。
  2. 担保目的地の表示
  3. 根抵当権の表示:設定日、極度額、被担保債権の範囲、元本確定日、等を記載します。
  4. 担保目的地の所有権取得:取得年月日・取得原因等を記載します。
  5. 元本が確定したこと
  6. 極度額相当の金銭の支払いにより、根抵当権の消滅を請求する旨の「第三取得者」による意思表示の記載。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。