売買契約を解除した後に買主に抹消登記手続を請求する(内容証明郵便の書き方と文例)

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売買契約を解除した後に買主に抹消登記手続を請求する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

売買契約は、売主が目的物を引き渡し、買主が代金を支払うことを約するものです。この義務を履行しなければ、債務不履行に基づく解除が可能で、これによって生じた損害の賠償を請求することも可能です。この解除で、契約は最初からなかったものとなるので、当事者双方は目的物を契約前の状態に戻す義務(原状回復義務)が生じます。文例は、代金未払という買主の債務不履行により売主が契約を解除したので、原状回復義務に基づいて所有権移転登記を抹消する手続のために通知するものです。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

通知書

私は、貴殿の代金不払いのため、○年2月10日付内容証明郵便により下記土地の売買契約を解除しました。
よって、貴殿には、原状回復義務がありますので所有権移転登記の抹消に必要な一切の書類を私に交付するように請求いたします。なお、貴殿の支払った手付金200万円は違約金として充当しましたのでご了承下さい。

(土地の表示)
所在 東京都○○区○○2丁目
地番 2番3  地目 宅地
地積 400㎡

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
鈴木次郎 
埼玉県さいたま市○○町1-1
山田花子 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 債務不履行による解除は損害賠償請求も可能なので、加えて記載することも考えられます。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。