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地主が借地人に対して土地の不当使用の中止を申し入れる(内容証明郵便の書き方と文例)

地主が借地人に対して土地の不当使用の中止を申し入れる【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

文例は、土地の賃貸借において、賃借人が賃貸借契約で定めた目的に反して賃借地を使用している場合に、賃貸人がそのような使用を中止するように請求する書面です。土地の賃貸借では、契約の目的が建物の築造でないのに、賃借人が勝手に建物を築造し、居住しているケースがあります。そのときに、賃貸人が異議を述べないと、賃借人が建物築造の目的で土地を賃借したものとみなされ、賃貸人が後に不利な立場に追い込まれることがあります。文例は、そのような事態を防ぐための異議の通知です。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。



通知書

 平成○年5月3日、私は貴殿と下記の土地につき賃貸借契約を締結いたしました。
 右契約の契約書第2条によりますと、同地は、貴殿の経営する仮設店舗を設置する目的意外では使用することはできないと規定されています。しかし、貴殿は、平成○年4月ころから、同地に建物を築造した上、居住する目的で使用していることが判明いたしました。これは、明らかに本賃貸借契約に関する用法違反に該当します。
 よって、直ちに当該建物を収去するよう請求します。万一、収去していただけない場合は、法的手段を執りますのでご了承下さい。
1.土地の表示
 所在 東京都○○区○○1丁目23番
2.賃貸借契約の表示
 締結日 平成○年8月10日
 使用目的 仮設店舗の設置
 期間 2年
 賃料 月額20万円(月初払い)

平成○○年○○月○○日
東京都調布市○○町1-1
鈴木次郎 
埼玉県さいたま市○○町1-1
山田花子 殿


内容証明の書き方とポイント

  1. 記載すべき事項は、次のとおりです。
  2. 本来の賃貸借の内容:とくに、土地賃貸借契約の「目的」は明記します。
  3. 賃借人の使用状況:賃借人が目的に反した使用をしている事実を指摘し、直ちにその使用を中止するように請求します。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。

借地契約のトラブルで使用する内容証明の文例