地主が借地人に対して更新料の支払いを請求する(内容証明郵便の書き方と文例)

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地主が借地人に対して更新料の支払いを請求する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

文例は、賃貸人が借地契約の更新を認めながらも、借地人に更新料の支払を請求する書面です。賃貸借契約(借地契約)締結時に、更新料についても定めてあれば、その金額を請求することになります。しかし、本例のように、前もって更新料を定めていなかった場合は、原則として、賃貸人と賃借人の協議により、その額を決めます。しかし、本書面は、賃貸人からの通知という形式で、更新料を請求するものです。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

通知書

私は、貴殿と下記の土地に関し、賃貸借契約を締結していますが、来る平成○年9月1O日をもって、同契約期間が満了いたします。
さて、貴殿より、本契約更新を希望する旨の通知を先日受け取りましたが、私といたしましては、更新料として金1000万円の支払いを条件として、本件契約の更新を認める所存であります。右条件に承諾して頂ける場合は、本書面到達後2週間以内に更新料をお支払い下さい。

1.借地契約の目的たる土地の表示
所在 東京都○○区○○4丁目
地番 12番
地目 宅地
地積 200㎡
2.借地契約の内容
締結日  昭和○年8月20日
契約満了日  平成○年8月20日
3.更新料の請求
請求金額 金1000万円
算出根拠 本件土地の評価額の2割として算出

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
鈴木次郎 
埼玉県さいたま市○○町1-1
山田花子 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 書面に記載すべき事項は以下のとおりです。
  2. 契約期間が満了すること。
  3. 賃貸人としては、契約の更新に応ずる意思があること。
  4. しかし、その条件として更新料の支払いを請求すること。つまり、賃貸人の請求通り更新料を支払うことが更新を認める条件であること。
  5. 更新料の額と算出根拠。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。