ただで貸した土地の返還を請求する(使用目的が終了した)(内容証明郵便の書き方と文例)

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ただで貸した土地の返還を請求する(使用目的が終了した)【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

ただで物を貸し借りすることを「使用貸借」と呼びます。使用貸借の場合、原則として、目的物の返済期を定めた場合は、その到来によって返済しなければなりません。また返済期を定めていなくても、貸し借りの目的を定めた場合は、その目的が終わったときに返還する必要があります。文例の事例は、返済期の定めがないものの、使用目的は定めている契約です。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

使用貸借契約終了による返還請求書

私は貴殿に対して、平成○年2月10日、貴殿の住宅新築工事完成までの間、工事に関連する資材置き場として、下記の土地を使用貸借する旨契約いたしましたが、同年5月20日、貴社は住宅の新築工事を完了されました。
つきましては、同使用貸借契約は終了となりましたので、上記土地をただちにご返還くださいますよう請求いたします。
(土地の表示)
所在・東京都○○区○○14番地
地目・雑種地 地積・200㎡

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
鈴木次郎 
埼玉県さいたま市○○町1-1
山田花子 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 使用貸借の目的(文例では住宅新築工事完成までの資材置)を明記し、さらに、その目的が終了した事実を告げて、返さなければならないことを記載します。
  2. 契約書を作成している場合は、契約書の明示でもかまいませんが、そうでない場合は、どの使用貸借なのかをはっきりさせるために、文例のように貸し借りの日付や、対象物(土地)を明確に記載することが重要です。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。