延滞賃料の請求と契約解除通告を同時に行う(内容証明郵便の書き方と文例)

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延滞賃料の請求と契約解除通告を同時に行う【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

賃料不払いを理由とした賃貸借契約の解除は、①相当の期間を定めて催告し、②それでも払わない場合に解除となります。文例はこの2つを一書面で通知しているものです。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

遅延賃料の督促並びに契約解除の通告

平成○年○月○日、私と貴殿の間で締結した建物賃貸借契約により、私は下記の物件を貴殿に賃貸していますが、平成○年2月分より現在まで賃料が未払いとなっており、再三の請求にもかかわらず未だ支払われておりません。
つきましては、本書面到達より1週間以内に賃料全額の支払いを請求したします。もし、上記期限までに賃料全額のお支払いがない場合は上記賃貸借契約を解除し、立ち退き並びに損害賠償を請求することになりますので予めご了承下さい。
(物件の表示)
所在・東京都○○区○○12番地

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
鈴木次郎 
埼玉県さいたま市○○町1-1
山田花子 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 「相当の期間」は、一律に何日以上というものではなく、請求額の大きさなども考慮します。
  2. 賃貸借契約書の解除事由には、しばしば「一度でも賃料支払いが遅延したとき」等の記述のあることがあります。このような文言からは即刻解除できるように見えますが、現実には、借主貸主間の信頼関係破たんがあることが求められ、かつ、上記のような手順をふむことが必要です。
  3. 文例の最後にある解除の効果については、とくに記載の必要はないと考えられますが、相手方にその重大さを伝えるために明記して、支払いの動機づけとしています。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。