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会社が取締役に対して解任を通知する(内容証明郵便の書き方と文例)

会社が取締役に対して解任を通知する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

取締役の選任は、株主総会の権限です(会社法329条)。同時に、取締役を解任するのも株主総会の権限です(341条)。さらに、会社が株主総会の決議によって取締役を解任するのに、特別な理由は必要ありません。解任決議が成立するだけでよいのです。文例は、そのようにして解任された取締役に対して、会社から解任の事実を伝えるための書面です。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。



通知書

 貴殿は、平成○年3月10日開催の当社第24回定時株主総会において取締役に選任されました。しかし、平成○年6月20日開催の当社臨時株主総会において、下記の理由により、貴殿はその地位を解任されましたので本書面にて通知いたします。
解任の理由
貴殿は、取締役の地位を利用し不正な取引を行い、結果として会社に損害を与えたこと

平成○○年○○月○○日
東京都調布市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 
埼玉県さいたま市○○町1-1
山田花子 殿


内容証明の書き方とポイント

  1. 通知の相手方が取締役であったこと。つまり、株主総会で取締役として選任された事実を記載します。
  2. 当該取締役が株主総会の決議によって解任された事実を記載します。
  3. 会社法は、解任理由の通知を要求していませんが、後々のことも考えるのであれば、当該取締役を解任された理由も通知すべきでしょう。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。

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