特許権を侵害している者(会社)に商品の販売中止などを請求する(内容証明郵便の書き方と文例)

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特許権を侵害している者(会社)に商品の販売中止などを請求する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

特許権は知的財産権の一種で、特許を受けた技術に関してその実施を独占することが認められる権利です。特許権が侵害された場合の対抗措置としては、その製品の生産・販売の差止めや、すでに市場に出回っている製品の回収を請求したり、それによって特許権者が被った損害の賠償を請求することなどがあります。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

差止請求書

貴社が製造販売しております、電子機器「R○○シリーズ」の製品の一部に、当社の保有する特許(特許第○○○○○○○号)が無断で使用されており、当社の特許権および財産権を侵害していることが調査により判明いたしました。したがいまして、当社は、貴社に対して上記特許の侵害となる技術の使用中止、および、既に市場に出回った製品の回収を請求いたします。
つきましては、本書到達より2週間以内に、事実関係を調査の上、上記請求に対して回答くださいますようお願いいたします。なお、上記期限内に貴社から誠意ある回答がない場合は、特許権侵害訴訟となりますのでご了承ください。

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 
埼玉県さいたま市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 特許権の表示は、特許権番号によって行います。
  2. 発生した損害の確定には時間がかかるため、現段階では差止請求だけをしておいて、賠償請求は後日行います。
  3. 文例では、特許権侵害が発覚したので、とりあえず製造・販売の差止めと回収を請求しています。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。