実用新案権侵害についての警告書に対して回答する(内容証明郵便の書き方と文例)

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実用新案権侵害についての警告書に対して回答する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

文例は、実用新案権を侵害しているとして、製品の販売中止等を求められた企業からの回答書です。実用新案で保護されている技術の内容を示す公式文書として「実用新案技術評価書」がありますが、本文例はすでに同文書の送付を受けていた場合のものです。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

回答書

当社の製品に使用しているアイディアの一部が、貴社の保有する実用新案権(登録番号第○○○○○○○号特)を侵害しているとの通知書を受領いたしましたので回答申し上げます。
貴社より、送付されました「実用新案技術評価書」を、弁理士と共に慎重に精査しましたが、当社の製品に使用しているアイディアは、貴社のものとは異なるものであるとの結論に至りました。
よって、貴社の実用新案権を侵害している事実はないため、差止請求には応じられませんのでご了承ください。

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 
埼玉県さいたま市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 回答に時間を要することもあるので、紛争の拡大を予防するためには、ます「現在調査中」等の返信をしておくことも一つの方法でしょう。
  2. 回答内容は、技術評価書等を検討した結果、侵害行為はないとしています。内容証明郵便による回答書は、結論のみまたは理由の骨子程度の記載でかまいませんが、実用新案の保護対象に含まれるかどうかの判断は、高度に専門的です。ずさんな調査で回答すると、かえって紛争を複雑にするので、慎重な調査を要します。弁護士、弁理士等とも協議の上で回答を発するべきでしょう。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。