犬により受けた負傷の損害賠償を飼い主に対して請求する(内容証明郵便の書き方と文例)

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犬により受けた負傷の損害賠償を飼い主に対して請求する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

動物の占有者(飼い主)は、その動物が他人に損害を加えた場合には、損害賠償をすべき責任を負います。法律上の根拠は民法第718条です。同条1項但書によると、飼い主が相当な注意を払っていたことを証明した場合には、賠償責任を免れますが、なかなか認められないのが実状です。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

損害賠償請求書

去る平成○○年○月○日、足立区○○2丁目4番の路上で、貴殿所有の大型犬が突然私の左腕に噛み付き、私は全治1ヶ月の大怪我をしました。右事故は、貴殿が大型犬を鎖に繋がず放し飼いにして、飼主としての注意を怠ったことが直接の原因です。
したがって、私は、民法718条1項に基づき、損害賠償害として下記の金額を貴殿に請求致します。なお、本書面到達後2週間以内にお支払がない場合には、法的措置をとらさせて頂きますのでご了承ください。

治療費、通院費               ○○万円
休業損害                  ○○万円
慰謝料                   ○○万円
合計                    ○○万円

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
山田花子 
埼玉県さいたま市○○町1-1
鈴木次郎 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 子供が被害者の場合には、親権者である親が法定代理人として請求することになります。大人が被害者の場合には、賠償金として休業損害も認められることがあります。
  2. 相手方の態度によっては、文例のように法的措置も辞さない旨を示すのもよいでしょう。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。