国道での事故の損害賠償請求をする(内容証明郵便の書き方と文例)

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国道での事故の損害賠償請求をする【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

文例は、国に国道での事故の損害賠償を請求する場合のものです。経緯と状況を詳しく記載するのがポイントです。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

損害賠償請求書

平成○年○月20日午後4時頃、私は、国道234線を○○市方面に向け、乗用車を運転しておりました。その際、上記国道の○○町付近にさしかかったところ、落石によると思われる直径1メートル程の岩が、カーブになった道路上の中央に放置されておりました。私は、突然視界に現れた岩を避けることができず、時速約40kmで激突してしまい、その結果、全治3ヶ月の重傷を負うに至りました。かかる事故は、上記国道の設置・管理者である、国の安全管理責任が十分に尽くされていなかったことに原因があります。
よって、国家賠償法2条1項に基づき、損害賠償として金150万円を請求いたします。

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
山田花子 
東京都千代田区○番○号 法務省内
法務大臣 ○○○○ 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 事故の被害者からの書面であることを示します。
  2. 事故に関し、国に責任があることを以下の要領で記載します。
  3. 事故が発生した年月日(時刻およびその時の天候・道路状況も記載する)。
  4. 事故が発生したのが国道であることの指摘。
  5. 事故が発生した際の運転状況。
  6. 事故によって、自分が負った損害の内容。
  7. 事故が発生した「直接原因」の具体的な説明。
  8. その直接原因が、国道の管理責任者である国の道路管理修補義務違反から生じていることの指摘。この点の主張は、重要です。
  9. 以上の点から、国に対して損害賠償の請求をする旨の主張。ここで、国家賠償法2条1項に基づく請求であることを記載しておきましょう。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。