日常家事債務の履行請求をする(内容証明郵便の書き方と文例)

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日常家事債務の履行請求をする【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

夫婦であっても、債権債務は別々なのが大原則ですが、民法は食料、衣料、光熱、医療費等の通常の生活で発生する債務などの「日常家事債務」については、夫婦は連帯して債務を負うとしています。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

ソファーとテーブルの代金支払請求書

平成○年○月10日、当店は、乙川二郎様の妻乙川花子様にソファーとテーブル一式を掛け売りにて販売しました。この代金は合計金30万円となっておりますが、乙川花子様に再三このお支払いをお願いしているものの、未だにお支払い頂いておりません。本件の乙川花子様の債務は、日常家事債務ですので、その夫である乙川二郎様はこの債務の連帯債務者となります。したがいまして、乙川様夫妻に対し右代金全額のお支払いを請求いたします。
つきましては、一週間以内にお支払いくださいますよう、請求致します。

平成○○年○○月○○日

東京都調布市○○町1-1
山田花子 
埼玉県さいたま市○○町1-1
鈴木次郎 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 何か日常家事債務にあたるのかは微妙なので、適宜専門家に相談することをお勧めしますが、文例の家庭内の家具や、料理に使う調味料等などの代金支払債務は該当すると考えられます。
  2. 作成上のポイントとしては、債権の範囲をできる限り特定すると共に、日常家事債務なので、配偶者も連帯して債務を負うことを明記することです。支払期限の明記は、相手方に心理的圧力を与える効果があります。また、文例のような家庭と酒店の間では支払期限が不明確なことが多いため、後に少額訴訟などに発展したときのために、支払期限を区切っておくことが重要です。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。