婚約不履行を理由として損害賠償を請求する(内容証明郵便の書き方と文例)
婚約不履行を理由として損害賠償を請求する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】
結婚は、男女双方の婚姻の意思と所定の手続によって成立します。婚約はそれを約する行為で、婚約があるからといって強制的に結婚させることはできませんが、これによって、結婚がより確固となる期待を与え、双方ともに婚姻成立への努力をする義務があると考えられます。
(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。
損害賠償請求書
平成○年2月5日、私はあなたと5年間の交際の末、婚約をしました。両親にも、あなたを婚約者として紹介し、その後、結婚式場の予約もしました。しかし、そんなある日、あなたは突然、私に婚約の解消を要求してきました。驚いた私は、何度もその理由をあなたに尋ねましたが、はっきりとした回答は帰ってきませんでした。これは正当な理由のない婚約不履行といえます。
つきましては、これに伴う精神的苦痛に対する慰謝料300万円と、私が負担した結婚費用金30万円の支払いを請求いたします。
平成○○年○○月○○日
東京都調布市○○町1-1
山田花子
山田花子
埼玉県さいたま市○○町1-1
鈴木次郎 殿
鈴木次郎 殿
内容証明の書き方とポイント
- 婚約が正当な理由もなく解消された場合には、婚姻成立にむけて準備したり購入したりしたものの費用、式場のキャンセル費等の現実に発生した出費の他、職場を退職したことによる損害、精神的苦痛に対しての慰謝料の請求が考えられます。文例は、これを請求するものです。
- 現実的には、婚約がどの程度進行していれば請求できるのかという点は、注意が必要ですが、事例のように、結納もすませ、式の日取りも決め、さらに1か月を切った時期の解消となれば異論はないところでしょう。
用紙が2枚以上になります
- この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
- 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。
親族とのトラブルで使用する内容証明の文例
- 婚約を解消したことに伴い結納金の返還を請求する
- 婚約不履行を理由として損害賠償を請求する
- 夫の浮気相手に損害賠償を請求する
- 夫に対して協議離婚を申し入れる
- 離婚に応じる条件として財産の分与を請求する
- 財産分与の支払いを催告する
- 母親が父親に対して子の認知の請求をする
- 離婚した相手に子と会わせてくれるよう求める
- 親権者が離婚した相手に子の引渡しを請求する
- 離婚した相手に子の養育費を請求する
- 離婚した相手に子の養育費の増額を請求する
- 親戚に財産管理を委任するのをやめる
- 夫の不倫相手に交際中止を求める
- 相続分を侵害した者に対して相続回復の請求をする
- 包括受遺者に遺産分割協議の申し入れをずる
- 負担付遺贈を受けた者に負担義務を履行するように請求する
- 遺留分減殺請求に対して回答する
- 借主の相続人に対して貸金の返還を請求する
- 遺産処分の差止を請求する
- 譲渡遺産の返還請求をする