仮登記担保権の実行を通知する(内容証明郵便の書き方と文例)

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仮登記担保権の実行を通知する【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

「仮登記担保」とは、債務者の不履行に備え、代物弁済の予約、停止条件付きの代物弁済契約をし、不動産に仮登記をしておく場合をいいます。債権者は清算金の見積額を債務者などに通知し、その到達日から2ヵ月を経過しなければ所有権移転 の効力は生じません。

(内容証明書のテンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

通知書

当社は、貴社と平成○○年○月○日に後記の貸付債権を担保する目的で貴社所有の後記土地に、代物弁済予約の仮登記をしております。しかしながら、貴社は上記貸付金債権の返済期日である平成○○年○月○日を過ぎた現在も、未だ弁済をしておりません。したがいまして、当社は、上記代物弁済予約により後記不動産の所有権を取得するために、予約完結の意思表示をするとともに、仮登記担保契約に関する法律第2条の規定による仮登記担保権の実行を通知いたします。

貸付金額       金200万円
貸付日        平成○○年○月○日
返済期日       平成○○年○月○日
利息         年1割
遅延損害金      年1割5分
所在         東京都○○区○○1丁目
地番         ○○番
地目         宅地
地積         ○○平方メートル

以上

平成○年○月○日

東京都調布市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 
埼玉県さいたま市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 殿

 

内容証明の書き方とポイント

  1. 仮登記担保を実行する場合には、代物弁済の予約を完結する必要があるので、この通知をするとよいでしょう。
  2. 実行するには、清算金(担保不動産の価額と債権額との差額)も通知しなければなりません(仮登記担保法第2条第1項)。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。