強迫を理由とする売買契約解除通知書(内容証明郵便の書き方と文例)

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強迫を理由とする売買契約解除通知書【内容証明書の雛形・書式・テンプレート】

詐欺や強迫による意思表示を「瑕疵ある意思表示」といいます。瑕疵ある意思表示は取り消すことができます(民法第96条第1項)。この取消権は5年間で時効消滅します(民法第126条)。

(強迫を理由とする売買契約解除通知書の内容証明書テンプレート・雛形)
この内容証明郵便の文例は横26字以内・縦20行以内の書式で書いています。

 

通知書

私は、平成○○年○月○日に貴社のセールスマンより、高級羽根布団セットを金○○万円で購入いたしました。しかし、この布団を購入したのは、貴社のセールスマンが「買ってくれるまで帰ることはできない」と、一人暮らしの私の家に、居座ったからです。私が、「必要ないから帰ってください」と何度も言ったにも関わらず、約4時間におよび、私の家に居座り、仕方なく購入したものです。このような強迫行為がなければ、商品を購入するつもりはありませんでした。 したがいまして、私は、民法第96条1項に基づき、この契約を解除いたします。
つきましては、既に支払いました金○○万円を、本書面到達後一週間以内に下記の銀行口座まで返還してください。もし、期限までに返還していただけない場合は、法的手段を執る所存です。

○○銀行○○支店   口座名義人 ○○
口座番号○○○○○○○○

平成○年○月○日

東京都調布市○○町1-1
山田花子 
埼玉県さいたま市○○町1-1
○○○○株式会社
代表取締役 ○○○○ 殿

 

強迫を理由とする売買契約解除通知書の書き方とポイント

  1. 強迫されたことを主張するので、強迫の事実を具体的に記載します。
  2. 意思表示を取り消すと、契約ははじめからなかったことになるので、引き渡したものがあればこの返還も請求するとよいでしょう。

用紙が2枚以上になります

  1. この文例は横26字以内・縦20行以内の書式で内容証明書いています。
  2. 縦20行を超える場合は、用紙が2枚以上になります。